独木は林を成さず
読み方
どくぼく は はやし を なさず
意味
一本だけの木では林にならないように、一人だけの力では大きな事業や目標を成し遂げることは難しいというたとえ。大きな成果を得るには、多くの人の協力や力の結集が必要であることをいう。
由来
中国・後漢時代(1世紀)の文人・崔駰(さいいん)の文章「達旨」にある「高樹靡陰、独木不林」に基づくとされる。これは『後漢書』崔駰伝にも引かれている。日本ではこの漢文句を訓読し、「独木は林を成さず」として定着した。
分類・由来
備考
「独木」は一本だけの木、「成さず」は「成さない」の文語的表現。個人の能力を否定するというより、大事を成すには協力や集団の力が必要だという文脈で用いる。やや硬い文章語。
例文
- 大規模な地域再生は、独木は林を成さずで、住民・行政・企業の連携が欠かせない。
- 彼は一人で新製品を完成させようとしたが、独木は林を成さずというように、各部署の協力を求めた。
- 研究は個人の発想から始まっても、独木は林を成さず、検証や実用化にはチームの力が必要だ。
類義語
- 一本の木では山にならぬ
- 三人寄れば文殊の知恵
- 衆力功を成す