犬も頼めば人を食わぬ
読み方:いぬ も たのめば ひと を くわぬ
意味
どんなに恐ろしそうな相手や気難しい相手でも、こちらが礼を尽くして頼めば、むやみに害を加えたり無下に断ったりはしないものだというたとえ。人に頼み事をするときは、横柄にせず丁寧に頼むべきだという教えを含む。
由来
犬でさえ、敵意を示さずに頼み込めば人にかみついたり襲ったりしない、という身近な犬のイメージを人間関係の教訓にした日本のことわざである。特定の作者や初出文献、成立した正確な年・時代は明らかではない。
備考
「食わぬ」はここでは単に食べないというより、「かみつく・襲う」の意を含む。「ぬ」は古風な否定で「ない」に当たる。実際に犬へ頼めば安全という意味ではない。
例文
- 取引先への無理なお願いだが、犬も頼めば人を食わぬという。事情を説明して丁重に頼んでみよう。
- 苦手な先輩にも、犬も頼めば人を食わぬの気持ちで、協力をお願いした。
- 横柄に命令するのではなく、犬も頼めば人を食わぬと言うように、まずは礼儀正しく頼むべきだ。
分類
類義語
- 頼めば地獄からも使いが来る
- 物は言いようで角が立つ
対義語
- 頼むより脅せ
- 恩を仇で返す