浅い川は音高し
読み方:あさい かわは おとたかし
意味
浅い川ほど水が石などに当たって大きな音を立てるように、知識や思慮が浅い人ほど、自分を実力以上に見せようとしてよくしゃべったり、自慢したりするというたとえ。反対に、深い知識や実力のある人はむやみに騒がないという含みがある。
由来
浅い川では水流が川底の石などに当たり、水音が高く聞こえることに基づくたとえである。日本語ではことわざとして定着しているが、成立した正確な年代や最初の出典は明確ではない。欧米には「浅い流れほど音が大きい」「空の器ほどよく鳴る」といった、同趣旨の古い格言が広く見られ、本句もそうした西洋系の教訓表現と関連づけられることがある。
備考
他人を「浅はかで騒がしい」と批判する含みが強いため、本人に直接向けると失礼になりやすい。自戒として用いるか、一般論として使うのが無難。
例文
- 会議で根拠もなく大声で断言している彼を見ると、「浅い川は音高し」だと思ってしまう。
- 知識をひけらかす前に、浅い川は音高しという言葉を思い出して、まず十分に調べよう。
- 祖父は、実力のある人ほど控えめだと言い、「浅い川は音高し」と私を戒めた。