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深い川は静かに流れる

読み方:ふかい かわは しずかに ながれる

意味

深い川ほど水面を騒がせずに流れるように、本当に知識・才能・思慮のある人は、それをむやみに誇示したり大声で語ったりせず、落ち着いて控えめに振る舞うというたとえ。物静かな人の内にある深い人格や実力を表す際に用いる。

由来

英語のことわざ「Still waters run deep.(静かな水は深く流れる)」に対応する表現として、日本語に定着したものとされる。英語の形は少なくとも16世紀、1546年刊行のジョン・ヘイウッドの諺集に記録がある。さらに、深い川ほど音を立てないという比喩自体は古代ローマの文献にも類例が見られる。

備考

寡黙な人をほめ、その内面の知性・実力・思慮を評価する文脈で使う。ただし、無口な人すべてに深い能力があるという意味ではない。

別表記

  • 静かな川は深く流れる
  • 深い川ほど静かに流れる

誤用・混同注意

  • 単に「川の流れが穏やかである」という自然描写だけを表す言葉だと受け取るのは不十分で、通常は控えめな人物の深い知識・才能・人格をたとえる。
  • 「無口な人は必ず有能である」という断定の意味で用いるのは適切ではない。

例文

  • 彼は会議では多くを語らないが、提案にはいつも的確な分析がある。深い川は静かに流れるということだ。
  • 派手に自己宣伝する人より、黙々と研究を続ける彼女のほうが実力者だ。まさに深い川は静かに流れる。
  • 祖父は口数が少なかったが、困ったときには必ず知恵を貸してくれた。深い川は静かに流れるという言葉を思い出す。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字