河童も一度は川流れ
読み方:かっぱ も いちど は かわながれ
意味
泳ぎの名人とされる河童でさえ、ときには川に流されることがあるという意味から、その道に熟達した人や専門家でも、時には失敗したりしくじったりすることがあるというたとえ。自分や他人の思いがけない失敗を、やや寛容に表す際に用いる。
由来
水中で巧みに泳ぐと信じられてきた日本の妖怪・河童でさえ、まれには川に流されるという発想に基づくたとえである。正確な初出や成立年は明らかではない。近世に広まったいろはかるたのうち、尾張いろはかるたでは「か」の札として採用され、ことわざとして親しまれてきた。
備考
河童は川や池に住むとされる日本の妖怪で、水泳の達者さの象徴である。相手の失敗を強く嘲るよりも、名人でも失敗するという慰めや戒めとして使うのが一般的。
別表記
- 河童の川流れ
- 河童も川で溺れる
例文
- 水泳の名選手である彼が予選で失格になったが、河童も一度は川流れということだ。
- ベテランの経理担当者が計算を間違えた。河童も一度は川流れだから、必要以上に責めることはない。
- どんなに経験を積んでも油断は禁物だ。河童も一度は川流れというように、誰にでも失敗はある。