水積もりて川を成す
読み方:みず つもりて かわを なす
意味
小さな水の流れや水滴でも積み重なれば川になるように、わずかな努力・善行・資金・知識なども、継続して積み重ねれば、やがて大きな成果や力になるというたとえ。
由来
中国・戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)の思想家・荀子による『荀子』の「勧学篇」にある、不積小流、無以成江海(小さな流れを積み重ねなければ、江や海は成し得ない)という趣旨に由来するとされる。日本ではこの思想を踏まえて「水積もりて川を成す」という形でことわざ化した。
備考
古風で文章語的な表現であり、日常会話では「塵も積もれば山となる」のほうが一般的。「み」の札として尾張いろはかるたに採られている。
別表記
- 水積もりて川となる
- 水積もりて河を成す
- 水積もりて河となる
補足
- 小さな努力をすれば必ず短期間で成果が出るという意味ではない。長期にわたる継続と蓄積の重要さをいう。
- 「水がたまれば自然に川ができる」という地理的な説明ではなく、努力や善行などの積み重ねをたとえた表現である。
例文
- 毎日の単語学習はわずかな量でも、水積もりて川を成すというように、数年後には大きな語彙力になる。
- 一人ひとりの寄付は少額だが、水積もりて川を成し、被災地への大きな支援となった。
- 小さな業務改善を続けた結果、水積もりて川を成す形で、会社全体の生産性が向上した。
分類
類義語
- 塵も積もれば山となる
- 雨垂れ石を穿つ
- 継続は力なり
- 小流を積まずんば以て江海を成すなし