水を飲んで源を思う
読み方
みずを のんで みなもとを おもう
意味
人から受けた助けや恩恵について、その元となった人・物事を忘れず、感謝すべきだというたとえ。現在得ている利益や成功だけを見るのではなく、それを支えた恩人、先人、起点に思いを致すことをいう。
由来
中国の成句「飲水思源(いんすいしげん)」に基づく表現である。北周の文学者・庾信(513~581)の『徵調曲』にある「飲其流者懐其源(その流れを飲む者は、その源を思う)」に由来するとされる。成立は中国の6世紀ごろで、日本では漢文の訓読・意訳として定着した。
分類・由来
備考
「源」は水の流れの起点を指す。恩人・先人・組織などへの感謝を説く、やや改まった表現。漢語では「飲水思源」という。
例文
- 私たちが安全な水を使えるのは先人の努力のおかげであり、水を飲んで源を思う気持ちを忘れてはならない。
- 社長は創業者や地域の支援者への感謝を込めて、社員に水を飲んで源を思うことの大切さを説いた。
- 奨学金のおかげで学べたのだから、水を飲んで源を思う心を持ち、いつか社会に恩返ししたい。
類義語
- 飲水思源
- 受けた恩は石に刻め
- 恩を忘れない
対義語
- 恩を仇で返す
- 忘恩
- 後足で砂をかける