後足で砂をかける
読み方
あとあし で すな を かける
意味
世話になった人や組織に対し、去り際に迷惑をかけたり悪口を言ったりして、不義理な振る舞いをすること。恩を受けた相手に背を向け、さらに害を与えるような態度を非難していう。
由来
犬などが立ち去る際に後ろ足で砂を蹴り上げる様子にたとえた表現とされる。その砂を、世話になった相手にかけるものと見立て、去り際の不義理や裏切りを表すようになった。成立した正確な年代・初出は不明だが、近代以前から用いられてきた日本の慣用的なことわざである。
分類・由来
備考
主に、退職・離脱・別れ際などで、世話になった相手へ迷惑や損害を与える行為を非難する際に使う。相手を強く批判する響きがある。
例文
- 長年世話になった会社を辞めるときに取引先を奪い、会社の悪口まで言うのは、後足で砂をかけるような行為だ。
- 彼は独立後、支援してくれた恩師を公然と批判した。後足で砂をかけるとはこのことだ。
- 退職するにしても、後足で砂をかけるような辞め方ではなく、きちんと引き継ぎをしてほしい。
類義語
- 恩を仇で返す
- 飼い犬に手を噛まれる
- 後ろ足で砂をかける
対義語
- 恩に報いる
- 恩を返す
- 立つ鳥跡を濁さず