気の毒は身の毒
読み方
きのどく は みのどく
意味
他人をあまりに気の毒に思って心配したり、同情から余計な世話を焼いたりすると、結局は自分の心身を疲れさせ、損をするということ。「気の毒」は相手への同情、「身の毒」は自分に害となることを指す。
由来
成立時期や初出の文献は明確ではない。古くから日本で口承されてきたことわざで、「気の毒」を「気の毒だと思うこと」と捉え、他人への過度な同情や干渉は自分の負担・損害になるという生活上の戒めを表した表現である。
分類・由来
備考
冷たく他人を見捨てよという意味ではなく、過剰な同情やお節介で自分を消耗させないよう戒める語。現代ではやや古風な響きがある。
例文
- 困っている人を放っておけない性分だが、何でも引き受けると気の毒は身の毒になってしまう。
- 友人の夫婦げんかに深く介入するのはやめなさい。気の毒は身の毒というでしょう。
- 同情する気持ちは大切でも、相手の問題まで背負い込めば気の毒は身の毒だ。
類義語
- お節介は身の毒
- 余計な世話は身の損
対義語
- 情けは人のためならず
- 人の情けは我が身のため