棺を蓋いて事定まる
読み方:ひつぎを おおいて こと さだまる
意味
人の真価・功績・過失や、その人に対する評価は、生きている間には簡単に決められず、死んでその人の一生が終わってから初めて確定するということ。棺にふたをして葬儀を終える時点で、その人の生涯に関する結論が定まる、というたとえ。
由来
中国唐代の文人・韓愈の『争臣論』にある「蓋棺、事乃定」に由来する。棺に蓋をして生涯が終わって初めて、その人物の功罪や評価が定まるという意で、日本でもことわざとして定着した。
備考
人物の死後に評価が確定するという意味で、主に功績・人格・歴史的評価について用いる。四字熟語の「蓋棺定論(がいかんていろん)」も同義。日常会話ではやや硬い表現。
例文
- 彼の研究は在世中には理解されなかったが、没後に高く評価された。まさに棺を蓋いて事定まるというべきだ。
- 一時の失敗だけで彼女の人生を評価するのは早い。棺を蓋いて事定まるというように、長い目で見る必要がある。
- 歴史上の人物の功罪を論じる際には、棺を蓋いて事定まるという言葉を踏まえ、後世への影響も考慮したい。
分類
類義語
- 蓋棺定論
- 棺を蓋いて論定まる
対義語
- 早計
- 早合点
- 生前の断定的な評価