案山子に烏
読み方
かかし に からす
意味
鳥を追い払うための案山子に、かえって烏が寄っている情景から、威嚇や対策が相手にまったく効かず、見せかけだけで役に立たないことのたとえ。
由来
農作物を荒らす烏などの鳥を追い払うために立てた案山子に、烏が平然と寄り付くという農村の観察に基づくたとえ。成立時期や初出は不詳だが、日本の農耕生活の中で生まれた表現と考えられる。
分類・由来
備考
「案山子に烏が止まる」と言うこともある。現代では日常会話での使用頻度は高くなく、案山子が本来果たす鳥よけの役目を知っていると意味を理解しやすい。
例文
- 注意書きを何枚も貼ったのに無断駐車が続いており、これでは案山子に烏だ。
- 形だけの監視カメラでは、悪質な犯行を防ぐには案山子に烏にすぎない。
- 何度注意しても聞く耳を持たない相手には、口先だけの警告は案山子に烏だろう。
類義語
- 張り子の虎
- 仏作って魂入れず
- 見かけ倒し
- 無用の長物
対義語
- 百発百中
- 用をなす
- 効果てきめん