案ずるより生むが易し
読み方:あんずる より うむ が やすし
意味
物事を始める前にあれこれ心配したり考え込んだりするよりも、実際に取りかかってみると、案外たやすくできることが多いという意味。必要以上に不安を抱くより、行動してみることの大切さをいう。
由来
出産を前にして不安に思い悩むよりも、実際に産む段になると意外に早く事が済む、というたとえから生まれた日本のことわざ。正確な初出は明らかではないが、江戸時代には広く定着していたとされ、江戸いろはかるたにも採られている。
備考
「産む」と書く形も一般的で、出産の比喩に即してはこちらがよく用いられる。無計画に行動すべきだという意味ではなく、過度な心配を戒める表現である。
別表記
- 案ずるより産むが易し
- 案ずるより産むがやすし
誤用・混同注意
- 「準備や慎重な検討は不要で、とにかく考えずに行動せよ」という意味に限定するのは不正確。実際には、始める前の過度な不安ほどには困難ではないことをいう。
- 「案じるより生むが易し」とすることがあるが、定着したことわざの形は通常「案ずるより生む(産む)が易し」である。
例文
- 初めての司会で緊張していたが、始めたら意外に落ち着いて進行できた。まさに案ずるより生むが易しだった。
- 新しいソフトの導入を難しく考えていたけれど、触ってみれば案ずるより生むが易しで、すぐに基本操作を覚えられた。
- 失敗を恐れて応募をためらっているなら、案ずるより生むが易しというし、まずは挑戦してみよう。
分類
類義語
- 取り越し苦労
- 杞憂
- 当たって砕けろ
- やってみなければ分からない