根深ければ枝繁し
読み方:ね ふかければ えだ しげし
意味
木は根が深くしっかり張っていれば枝葉がよく茂ることから、物事も基礎・根本を十分に固めておけば、その後に発展し栄えるというたとえ。人材育成、学問、事業、家や組織の土台づくりなどについていう。
由来
樹木の根と枝葉を、物事の根本と発展にたとえたことわざ。古い漢籍にも根本を固めることの重要さを樹木にたとえる表現は多く見られるが、「根深ければ枝繁し」という現行の形の確定的な典拠・初出、および成立時期は不詳である。
備考
「枝繁し」は古風な言い方で、「枝が繁る・枝葉が茂る」の意。現代では、基礎の重要性を説くやや文章語的・教訓的な表現として用いられる。
別表記
- 根深ければ枝茂し
- 根深ければ葉繁し
誤用・混同注意
- 「根深い」を恨みや因習などが強く残っている意と結び付けるのは不適切。このことわざの「根深い」は、植物の根が深くしっかり張ることを指す。
例文
- 地域の教育を充実させることが大切だ。根深ければ枝繁しというように、学びの基盤が整えば文化も産業も育つ。
- 目先の売上だけを追うのではなく、技術者を育てよう。根深ければ枝繁しで、確かな人材がいれば事業は長く発展する。
- 毎日の基礎練習を怠らないのは、根深ければ枝繁しと考えているからだ。
類義語
- 本固ければ末栄える
- 根を養えば則ち枝葉自ずから茂る
- 源清ければ流れ清し
対比・対照ことわざ
- 本固ければ末栄える
- 源清ければ流れ清し