源清ければ流れ清し
読み方:みなもと きよければ ながれ きよし
意味
川の水は水源が清らかであれば、その下流も清らかになるという意味。転じて、組織の上に立つ人や親、物事の根本が正しければ、その影響を受ける部下・子孫・結果も自然に正しく良いものになることをいう。
由来
中国の戦国時代(紀元前3世紀ごろ)の思想家・荀子の著作『荀子』「君道篇」にある「源清則流清、源濁則流濁」に基づくとされる。君主のあり方が民や政治全体に及ぼす影響を、水源と流れの関係にたとえた言葉で、日本ではことわざとして定着した。
備考
主に、為政者・上司・親など、上位者や根本となるものの人格・姿勢が周囲に与える影響を説く際に用いる。対句として「源濁れば流れ濁る」と続けることもある。
例文
- 社風を良くしたいなら、まず経営陣が誠実でなければならない。源清ければ流れ清し、ということだ。
- 親が日常的に約束を守る姿を見せれば、子どももそれを学ぶ。源清ければ流れ清しである。
- 不正をなくすには現場だけを責めず、指導する側を正すべきだ。源清ければ流れ清しと言う。
分類
類義語
- 上清ければ下濁らず
- 上梁正しければ下梁歪まず
- 親が親なら子も子
対義語
- 源濁れば流れ濁る
- 上梁歪めば下梁も歪む