根深ければ枝繁し、源遠ければ流長し
読み方:ね ふかければ えだ しげし、みなもと とおければ ながれ ながし
意味
根が深い木は枝葉がよく茂り、水源が遠い川は長く流れ続けるということ。転じて、物事は基礎・根本・由緒がしっかりしていて古いほど、その発展や繁栄も大きく長く続くことをいう。家系、伝統、学問、事業などについて用いる。
由来
中国・唐代(9世紀前半)の詩人・白居易が記した「海州刺史裴君夫人李氏墓誌銘」にある「夫れ源遠き者は流長く、根深き者は枝茂る」に由来するとされる。これを日本語の文語調に訓読し、「根深ければ枝繁し、源遠ければ流長し」として定着した。
備考
家系・伝統・学問・事業などの土台や由緒の深さを、肯定的にたたえる文脈で用いる。日常会話より文章語や祝辞に向く。「繁し」「長し」は文語的な表現。
別表記
- 根深ければ枝茂し、源遠ければ流長し
- 根深ければ枝繁し、源遠ければ流れ長し
- 源遠ければ流長し、根深ければ枝繁し
例文
- 創業以来、技術者の育成を続けてきた会社だけに、根深ければ枝繁し、源遠ければ流長しというように、今も多くの新製品を生み出している。
- この地域の祭りが何百年も続くのは、先人から受け継いだ信仰と支えがあるからだ。まさに根深ければ枝繁し、源遠ければ流長しである。
- 目先の成果だけを求めず、まず基礎研究を充実させよう。根深ければ枝繁し、源遠ければ流長しという教えを忘れてはならない。
分類
類義語
- 本立ちて道生ず
- 源遠流長
- 根深枝茂
対比・対照ことわざ
- 末を見て本を忘る
- 本末転倒