栴檀は二葉より芳し
読み方:せんだん は ふたば より かんばし
意味
将来大成するような優れた人物は、幼い時分から才能や人柄の非凡さを現している、というたとえ。「栴檀」という香木は、芽生えたばかりの二葉のころからよい香りを放つとされることに基づく。
由来
「栴檀」は本来、強い芳香をもつ香木の白檀(びゃくだん)を指す。芽生えの「二葉(双葉)」の段階から芳香があるという植物のイメージを、幼少時から際立つ才能を示す人にたとえたもの。正確な成立年・最初の典拠は確定していないが、中世以降に定着した日本のことわざとされる。
備考
ここでの「栴檀」は、日本にあるセンダン(栴檀)の木ではなく、香木として知られる白檀を指すとされる。「二葉」は「双葉」とも書く。早く才能が見えることをいうのであり、将来の成功を必ず保証する意味ではない。
別表記
- 栴檀は双葉より芳し
- 栴檀は二葉より香し
- 栴檀は双葉より香し
誤用・混同注意
- このことわざの「栴檀」を、日本で見られるセンダンの木そのものだと解釈するのは不正確で、一般には香木の白檀を指すとされる。
- 「幼くして目立つ者は必ず大成する」という成功の保証を表すことわざではない。幼少期から非凡な才能が見えることのたとえである。
例文
- 彼は小学生のころから難しい曲を自在に弾いていた。栴檀は二葉より芳しというが、今や世界的な演奏家になった。
- 新人とは思えない彼女の企画力を見て、上司は「栴檀は二葉より芳しという言葉どおりだ」と感心した。
- 幼い娘の観察力には驚かされる。栴檀は二葉より芳しというから、才能を大切に伸ばしてあげたい。
分類
類義語
- 英雄は少時より秀づ
- 三つ子の魂百まで