栄螺の拳、白魚の手
読み方:さざえ の こぶし、 しらうお の て
意味
男性の手は栄螺の殻のようにごつごつした力強い拳、女性の手は白魚のように白く細く美しい手がよい、という旧来の男女観を表した言い回し。男女それぞれに異なる外見的な特徴や役割を求める考えを含む。
由来
成立時期や初出は明確ではない。栄螺の硬くごつごつした殻を男性の力強い拳に、白魚(しらうお)の白く細い姿を女性の手にたとえた、日本の伝統的な比喩表現である。江戸時代以降の俗諺として伝わったとされるが、特定の典拠は確認されていない。
備考
現代では性別による外見や役割の固定観念につながりうるため、日常会話で積極的に用いることは少ない。主に古い表現・価値観を説明する文脈で使われる。
別表記
- 男は栄螺の拳、女は白魚の手
- 男の手は栄螺の拳、女の手は白魚の手
誤用・混同注意
- 現代でも男女それぞれにこのような手や役割が「あるべきだ」と定める表現だと受け取るのは注意が必要である。これは伝統的な性別観を示す古い言い回しである。
例文
- 祖父は、昔は「栄螺の拳、白魚の手」などと言って、男女の手つきにも違いを求めたものだと話していた。
- 「栄螺の拳、白魚の手」は、男性はたくましく女性は優美であるべきだとする古い価値観を映している。
- その小説では、働き者の男の手を栄螺の拳、娘の手を白魚の手になぞらえている。
分類
類義語
- 男は松、女は藤
- 男は度胸、女は愛嬌
対比・対照ことわざ
- 男は松、女は藤
- 男は度胸、女は愛嬌