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栄螺のような拳

読み方:さざえの ような こぶし

意味

栄螺の殻のようにごつごつした、固く握りしめた拳のこと。怒りのあまり人を殴りそうになるような、荒々しい様子や威嚇する態度を表す。主に「栄螺のような拳を振り上げる」のように用いる。

由来

江戸時代に成立した上方いろはかるたの「さ」の札として知られる言い回しである。固く握った拳のごつごつした形を、角のある栄螺の貝殻にたとえたものとされる。個々の文句としての初出資料や正確な成立年は明確ではない。

備考

現代の日常会話ではあまり用いられず、いろはかるたやことわざの説明で見聞きすることが多い。実際の暴力を勧める表現ではなく、怒った様子をたとえる語である。

別表記

  • さざえのような拳
  • 栄螺の様な拳
  • 栄螺のようなこぶし

誤用・混同注意

  • 栄螺そのものの形や生態を述べた言葉ではなく、怒って固く握った拳をたとえた表現である。
  • 「栄螺(さざえ)」を「さかえら」と読むのは誤り。

例文

  • 注意を受けた彼は、栄螺のような拳を握って、しばらく黙り込んだ。
  • 芝居の中で父親は栄螺のような拳を振り上げたが、結局子どもを叱るだけで手は出さなかった。
  • 「栄螺のような拳」は、上方いろはかるたの「さ」の札にある言葉である。

分類

類義語

このことわざに使われている漢字