枯れ木も山のにぎわい
読み方:かれき も やま の にぎわい
意味
枯れ木であっても、山にあれば景色に変化を添えてにぎやかに見せることから、役に立つことが少ない人や物でも、ないよりはあったほうが人数や場のにぎわいの足しになる、という意味。自分をへりくだって加わる際によく使う。
由来
枯れた木でも山の景色を単調にせず、見た目のにぎわいを添えるという自然の観察を、人の集まりなどにたとえた日本のことわざである。成立の正確な年や初出資料は明確ではないが、江戸時代に広まり、上方いろはかるたの「か」の札としても定着した。
備考
自分自身を控えめに言う表現として使うのが一般的。他人を「役に立たない者」のように扱う響きになり得るため、相手に対して用いる際は注意が必要。
別表記
- 枯れ木も山の賑わい
- 枯木も山の賑わい
- 枯木も山の賑い
- 枯れ木も山の賑い
誤用・混同注意
- 単に「役に立たない人でも価値がある」と相手を評価・称賛する言葉として使うのは不適切になりやすい。通常は、自分をへりくだって「人数合わせ・場のにぎわいの足しになる」と言う表現である。
例文
- 経験は浅いですが、枯れ木も山のにぎわいと思って、会議に参加させてください。
- 人手が足りないなら、枯れ木も山のにぎわいで、私もイベントの運営を手伝います。
- 大した役には立てないかもしれないが、枯れ木も山のにぎわいというので、懇親会に顔を出した。
分類
類義語
- 塵も積もれば山となる
- いないよりはまし
対義語
- 無用の長物
- 少数精鋭
対比・対照ことわざ
- 船頭多くして船山に上る