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木の長きは末枯る

読み方:き の ながき は うらがる

意味

長く大きく伸びた木は、先端まで養分や力が行き届かず、梢が枯れやすいという意。そこから、長く栄えた家や勢力、過度に広がった物事は、末の代・末端になると衰えやすいことのたとえ。繁栄や発展が永遠には続かないことをいう。

由来

「末枯る」は、草木の先端・梢のほうから枯れることをいう「うらがる」という語である。長く伸びた木の先が枯れるという自然観察を、家運や勢力の盛衰にたとえた日本のことわざとされる。正確な初出・成立年は不明だが、江戸時代に成立した上方いろはかるたの「き」の札として伝わっている。

備考

「末」は「すえ」ではなく「うら」と読み、「末枯る」は草木の先端が枯れる意。上方いろはかるたの「き」の札として知られる。個人の一時的な失敗より、家運・勢力・組織などの長期的な盛衰について用いる。

誤用・混同注意

  • 「末枯る」を「すえかる」と読むのは誤りで、このことわざでは「うらがる」と読む。
  • 単に「木の先が枯れる」という園芸上の説明だけを指す表現ではなく、長く続いた繁栄や過度の拡大が末には衰えやすいという比喩である。

例文

  • 急拡大した会社が末端の管理まで行き届かなくなった様子を見て、社長は「木の長きは末枯る」と言い、事業の整理を決めた。
  • 代々栄えた家でも子孫の代には衰えることがある。まさに木の長きは末枯るというものだ。
  • 組織を大きくすることだけを目標にしてはいけない。木の長きは末枯るを忘れず、足元を固める必要がある。

分類

類義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字