朝湯朝酒朝寝は身上を潰す
読み方
あさゆ あさざけ あさね は しんしょう を つぶす
意味
朝から湯に入り、酒を飲み、寝て過ごすような、ぜいたくで怠惰な生活を続ければ、働く意欲や財産を失い、家の経済をだめにしてしまうという戒め。「身上」は財産・家産・暮らし向きをいう。
由来
正確な成立年や作者は不明である。江戸時代から近代にかけて、朝湯・朝酒・朝寝というぜいたくで遊惰な暮らしを戒める言い回しとして広まったとされる。明治期以降に広く知られた民謡「会津磐梯山」の「小原庄助さん」の歌詞にも、朝寝・朝酒・朝湯を好んで身上をつぶした人物が歌われ、この表現の普及に影響した。
分類・由来
備考
現代では朝に入浴したり休日に寝坊したりする行為そのものを非難する語ではなく、度を越したぜいたくや怠惰な生活への戒めとして用いる。会津磐梯山の「小原庄助さん」を連想して、ユーモラスに使われることもある。
例文
- 毎晩遅くまで遊んで昼まで寝ているようでは、朝湯朝酒朝寝は身上を潰す、ということになりかねない。
- 祖父は、働き盛りに朝から酒を飲む私を見て、「朝湯朝酒朝寝は身上を潰すぞ」とたしなめた。
- 休暇中にのんびりするのはよいが、毎日だらだら過ごしていては朝湯朝酒朝寝は身上を潰すという戒めを忘れてしまう。
類義語
- 遊惰は身を滅ぼす
- 酒は身の毒
- 朝寝坊の宵っ張り