朝の舌は夕べの耳
読み方:あした の した は ゆうべ の みみ
意味
朝に誰かが口にした話は、夕方までには他人の耳に入っているということ。うわさや秘密は人から人へ素早く伝わり、隠しておくのは難しいことをいう。軽率に話した内容が広まりやすいことへの戒めとしても用いる。
由来
フランスのことわざとして伝わる表現である。朝に話された言葉が夕方には人の耳に届くという比喩で、うわさの伝わる速さを表したものとされる。フランス語の原形の成立時期や、日本語として定着した正確な年代は明確ではない。
備考
「朝」は「あさ」ではなく、慣用的に「あした」と読む。「夕べ」は「ゆうべ」。秘密やうわさが急速に広まることを表す、やや文章語的なことわざである。
例文
- 社内の人事情報を軽い気持ちで話してはいけない。朝の舌は夕べの耳というように、すぐに広まってしまう。
- 新商品の計画は発表まで内密にしよう。朝の舌は夕べの耳で、ひとりに話せばどこから漏れるかわからない。
- 彼は秘密を打ち明けたことを後悔した。朝の舌は夕べの耳という言葉どおり、その日のうちに皆が知っていた。
分類
類義語
対義語
- 口が堅い
- 口が重い
- 沈黙は金