朝に三里、昼に二里、夜に一里
読み方:あさに さんり、ひるに にり、よるに いちり
意味
旅をする際は、朝早くに三里、昼に二里、夕方・夜に一里というように、早い時間帯に多く歩き、日が暮れる前には宿に入るのがよいという旅の心得。無理に夜道を進まず、余裕を持って行動する大切さを表す。なお、一里は時代により差があるが、およそ約4キロメートルである。
由来
江戸時代、街道を徒歩で旅することが一般的だった頃に伝わった旅の心得とされる。「里」は距離の単位であり、朝のうちに行程を進め、日暮れ前に宿へ着くための目安を示したものと考えられる。正確な成立年や最初の出典は不詳である。
備考
「夜」は文字どおり夜間に歩くことを勧める意味ではなく、行程の終わりを示す。現代では、早めに出発し、暗くなる前に安全な場所へ着くという教訓として用いられる。
例文
- 初めての山道だから、朝に三里、昼に二里、夜に一里というつもりで、早めに山小屋へ着く計画を立てよう。
- 昔の旅人は「朝に三里、昼に二里、夜に一里」を心得て、暗くなる前に宿場へ入った。
- 長距離の移動では、朝に三里、昼に二里、夜に一里のように、早朝から行動して夕方は余裕を持たせるとよい。
分類
類義語
- 早起きは三文の徳
- 早立ち三文の徳