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曲がれば則ち全し

読み方:まがれば すなわち まったし

意味

自分の考えや立場を必要に応じて柔軟に曲げ、相手に譲ることが、かえって身を守り、物事を全うすることにつながるという意味。無理に対立したり強く押し通したりせず、柔軟に対応することの大切さを説く。

由来

中国古典『老子』第22章にある「曲則全(曲なれば則ち全し)」に由来する。『老子』は春秋戦国時代、紀元前4~3世紀ごろに成立・編纂されたと考えられている。この句は、柔軟にへりくだる者こそ自らを保ち、完成させられるという老子の思想を表す。

備考

古典的な言い回しで、「曲則全(きょくそくぜん)」ともいう。「曲がる」は不正に迎合する意味ではなく、対立を避けて柔軟に身を処す意味で用いられる。

例文

  • 交渉では相手の意見を頭から否定せず、「曲がれば則ち全し」の心で譲歩できる点を探った。
  • 部長は、組織で長く働くには曲がれば則ち全しという姿勢も必要だと若手に語った。
  • 強風の中でしなる竹を見て、父は「曲がれば則ち全しだ。無理に逆らわない強さもある」と言った。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字