時移り事去る
読み方:とき うつり こと さる
意味
時が経過すると、それに伴って世の中の出来事・事情・人のあり方も過ぎ去り、変化していくという意味。かつて重要だった事柄や栄えたものも、時の流れの中で変わり、昔のことになるという無常観を表す。
由来
成立時期や特定の初出典は未詳である。「時が移る」と「事が去る」を並べた漢文訓読調の表現で、時の経過による世事の変化をいう成句として用いられてきた。特定の古典に由来することは確定していない。
備考
日常会話よりも、文章や回想・歴史を語る場面で使われやすい、やや文語的な表現。「すべてが完全に消える」というより、時とともに事情が変化する意を表す。
例文
- かつて町の中心だった商店街も、時移り事去るで、今では再開発によってすっかり姿を変えた。
- 昔の対立にいつまでもこだわる必要はない。時移り事去るというように、状況はすでに変わっている。
- 古い写真を見返すと、時移り事去るという言葉が実感され、当時の出来事が遠い記憶に思えた。
類義語
対義語
対比・対照ことわざ
- 万古不易
- 世移り人変わる