新しい酒は新しい革袋に盛れ
読み方:あたらしい さけ は あたらしい かわぶくろ に もれ
意味
新しい考え方・制度・事業などを生かすには、それに見合った新しい組織・方法・仕組みが必要だという意味。古い枠組みに新しい内容を無理に入れると、両方が損なわれることをいう。
由来
『新約聖書』の福音書(マタイによる福音書9章17節、マルコ2章22節、ルカ5章37〜38節)にあるイエスのたとえに由来する。1世紀ごろに成立した福音書では、新しいぶどう酒は発酵して膨らむため、硬くなった古い革袋に入れると袋が裂けると説かれる。日本では聖書翻訳を通じて定着した表現である。
備考
「酒」は本来、ぶどう酒を指す。「革袋」は液体を入れる皮製の袋である。改革や新制度の導入について用いられることが多く、古いものをすべて否定する意味ではない。
例文
- 新規事業を旧来の決裁手続きに押し込めるのではなく、「新しい酒は新しい革袋に盛れ」の考えで専任組織をつくった。
- 電子教材を導入するなら、評価方法や授業の進め方も改めるべきだ。まさに新しい酒は新しい革袋に盛れである。
- 彼は、古い規則を守るだけでは改革は進まない、新しい酒は新しい革袋に盛れだと会議で主張した。
分類
類義語
- 新しい酒は新しい革袋に
- 新酒は新皮袋に盛れ
- 新しい内容には新しい形式を
対義語
- 古い酒は古い革袋に盛れ
- 旧態依然
- 伝統墨守