教育は国家百年の計
読み方:きょういく は こっか ひゃくねん の けい
意味
教育は、すぐに成果が現れるものではなく、国家や社会の将来を左右する長期的で重要な事業である、という意味。人材を育てることは、何十年、何世代にもわたって国の発展や安定の基礎になるため、目先の利益だけで判断してはならないという考えを表す。
由来
中国古典『管子(かんし)』の「権修」篇にある「一年之計、莫如樹穀。十年之計、莫如樹木。終身之計、莫如樹人(終身の計は人を樹うるにしかず)」という趣旨に由来する。『管子』は春秋時代の管仲に仮託されるが、書物としての成立は戦国時代から前漢期にかけてと考えられ、正確な年は不明である。「教育は国家百年の計」は、その思想を日本語で簡潔に表した定着句である。
備考
「百年」は厳密に100年を指すのではなく、非常に長い将来を見通すという比喩。教育行政・政策、式辞、社説などで用いられやすい硬い表現で、「国家百年の大計」ともいう。
例文
- 教育予算を削減するかどうかを考える際にも、教育は国家百年の計だという視点を忘れてはならない。
- 新しい学校を建てるだけでなく、教員の育成にも力を入れるべきだ。教育は国家百年の計なのである。
- 彼は、教育は国家百年の計だとして、地域の子どもたちの学習支援を長年続けている。
分類
類義語
- 教育は国の礎
- 百年の大計
- 人を樹うるは終身の計
対義語
- 場当たり的な教育政策
- 近視眼的な政策
- 短期的な利益を優先する考え