情けは味方、仇は敵
読み方:なさけは みかた、あだは てき
意味
人に思いやりや恩情を示せば、その人は味方になってくれるが、害を加えたり恨みを抱かせたりすれば敵になる、という教え。人との関係では情け深く接し、むやみに人を傷つけないことが大切だという意味である。
由来
作者およびこの句そのものの初出年は不詳である。尾張地方で伝承された尾張いろはかるたの「な」の札として採られ、広く知られるようになったことわざとされる。尾張いろはかるたへの採録・成立の正確な年代も確定していない。
備考
「情け」は同情・思いやり・恩情、「仇」は人に加える害や恨みをいう。尾張いろはかるたの「な」の札として知られ、対人関係の心得として用いられる。
誤用・混同注意
- 「仇」を「かたき」と読むのは誤りで、この句では「あだ」と読む。
- 「情け」を単なる甘やかしの意味に限定するのは不適切で、ここでは人への思いやりや恩情を指す。
例文
- 困っていた近所の人を助けたところ、後にこちらが困った際に力を貸してくれた。まさに情けは味方、仇は敵である。
- 顧客からの苦情に感情的に対応してはいけない。情けは味方、仇は敵というように、誠実な対応が信頼をつくる。
- 一時の腹立ちで同僚を傷つけるより、情けは味方、仇は敵と考えて、落ち着いて話し合うべきだ。