恐い物知らず
読み方:こわい もの しらず
意味
危険や困難を恐れず、ためらわずに行動すること。また、そのような人をいう。勇敢さをほめる場合にも使うが、経験不足などから危険を十分に考えない「無鉄砲」「向こう見ず」という批判的な意味を帯びることも多い。
由来
特定の古典や歴史上の事件を出典とすることわざではなく、「怖いものを知らない」という表現から生まれた慣用的な言い回しである。成立した正確な時期・年代は不明だが、近代以降も一般的に用いられている。
備考
人の性格を表す名詞・形容動詞的な表現として、「怖い物知らずな人」「怖い物知らずに挑戦する」のように使う。必ずしも賞賛だけを表す語ではない。
別表記
- 怖いもの知らず
- 恐いもの知らず
- 怖い物知らず
誤用・混同注意
- 単に「非常に勇敢である」という賞賛だけの語と考えるのは不十分で、危険を考えない無鉄砲さを批判するニュアンスで使われることもある。
- 「怖い者知らず」と書く例もあるが、一般には「怖いもの知らず」または「怖い物知らず」と表記される。
例文
- 若いころは怖い物知らずで、初めての海外旅行にも一人で出かけた。
- 彼の怖い物知らずな発言には感心する一方で、少し心配にもなる。
- 十分な準備もせず危険な山に登るのは、勇敢というより怖い物知らずだ。
分類
類義語
- 恐れ知らず
- 向こう見ず
- 無鉄砲
- 大胆不敵
対義語
- 臆病
- 慎重
- 石橋を叩いて渡る
- 用心深い