得手に帆を揚げる
読み方
えて に ほを あげる
意味
自分が最も得意とする分野や方法で事に取り組み、存分に力を発揮して活躍すること。また、得意な状況を利用して、勢いよく物事を進めることをいう。
由来
正確な初出や成立年代は不明である。帆船が帆を揚げて進む姿を、自分の得意な分野へ進み出て活躍することにたとえた日本語の表現とされる。帆船が交通・運輸で広く用いられた近世(江戸時代、17~19世紀)以前からの生活語彙を背景に持つと考えられるが、特定の典拠は明らかでない。
分類・由来
備考
「得手」は「えて」と読み、「得意なこと・得意な分野」の意。単に物事が順調な場合よりも、本人の得意分野で能力を発揮する場合に用いる。表記は「帆を上げる」とも書く。
例文
- 新製品の海外販売は彼女の専門だから、まさに得手に帆を揚げる仕事だ。
- 経験豊富な広報担当者が加わり、会社は得手に帆を揚げるように情報発信を進めた。
- 彼は子ども向けの企画になると得手に帆を揚げるように、次々と面白い案を出す。
類義語
対義語
- 不得手に手を出す
- 向かい風を受ける
- 逆風に立つ