当たらぬ蜂の腹立ち
読み方:あたらぬ はちの はらだち
意味
相手に害を与えたり、思いどおりにしたりする力がない者が、どうにもならない相手に対して腹を立てること。また、そのような無力でむだな怒りをいう。蜂が相手を刺そうとしても刺せずに怒っている、というたとえ。
由来
蜂が相手を刺そうとしても当たらず、怒るばかりで何もできない様子にたとえた日本のことわざとされる。成立した正確な年代や、最初に用いられた文献は明らかではない。古くから、力の及ばない者のむだな憤りを表す言い回しとして用いられてきた。
備考
「当たらぬ」は現代語の「当たらない」に当たる古風な表現。相手に届かない怒りや、力のない者のむだな威嚇を批判的にいう場合が多い。
例文
- 上司に注意されたことを後輩に八つ当たりするのは、当たらぬ蜂の腹立ちだ。
- 相手にかなわないと分かっているのに悪口だけを言うのは、当たらぬ蜂の腹立ちにすぎない。
- 失敗の原因を変えられない制度のせいにして怒っていても、当たらぬ蜂の腹立ちになりかねない。