嵐の後の凪
読み方:あらし の あと の なぎ
意味
激しい争い・混乱・困難などが過ぎ去った後には、静かで平穏な状態が訪れることのたとえ。実際の嵐が去った後、風がやんで海が凪ぐことになぞらえる。必ずしも事態が好転することまでを保証する表現ではなく、主に騒動の収束後の静けさをいう。
由来
海上で激しい嵐が過ぎた後に風が弱まり、海面が静かな「凪」になる自然現象を、人間社会の騒動や困難の後の平穏にたとえた表現である。「嵐の後には凪が来る」ともいう。最初の文献上の使用例や成立した年代、特定の典拠は未詳である。
備考
「凪」は風がやみ、海面が穏やかな状態を指す。明るい平穏だけでなく、騒動直後の緊張や気まずさを含む静けさにも用いられる。
別表記
- 嵐のあとの凪
- 嵐の後には凪が来る
- 嵐のあとには凪が来る
- 嵐の後は凪
誤用・混同注意
- 「嵐の後には必ず状況がよくなる」という意味に限るのは不正確。中心となる意味は、騒動や困難の後に静けさ・平穏が訪れることである。
例文
- 長期にわたった労使交渉が妥結し、職場には嵐の後の凪のような静けさが戻った。
- 不祥事の報道で騒然としていたが、説明会が終わると、社内はしばらく嵐の後の凪となった。
- 大きな口論をした翌朝、二人の間には嵐の後の凪のような気まずい静けさがあった。
類義語
対義語
- 嵐の前の静けさ
- 凪の後の嵐