小魚を逃がして大魚を釣る
読み方:こざかな を にがして たいぎょ を つる
意味
目先の小さな利益や損得にこだわらず、あえて小さいものを手放して、より大きな利益・成果を得ることのたとえ。小さな犠牲や譲歩をして、大きな目的を達成するという意味で用いる。
由来
釣りでは、小魚に執着せず逃がすことで、より大きな魚を釣り上げるという発想を、人間の損得や商売の駆け引きにたとえた日本のことわざである。成立した正確な時代・初出の文献は明らかではない。
備考
主に商売、投資、交渉などで用いる。単に損をすることではなく、小さな利益をあえて捨てて、より大きな成果を狙う前向きな判断を表す。
別表記
- 小魚を逃して大魚を釣る
- 小魚を捨てて大魚を釣る
誤用・混同注意
- 単に「大きな魚を取り逃がす」という意味ではない。小さな利益を手放して、より大きな利益を得るという意味である。
- 「大魚」は一般に「おおざかな」ではなく、このことわざでは「たいぎょ」と読む。
例文
- 将来の大口取引を得るために、今回は利益の少ない仕事を譲った。まさに小魚を逃がして大魚を釣る判断だ。
- 無料体験を充実させて利用者を増やすのは、小魚を逃がして大魚を釣る販売戦略といえる。
- 彼は目先の昇給よりも、成長できる部署への異動を選んだ。小魚を逃がして大魚を釣るつもりなのだろう。
分類
類義語
対義語
- 小利を貪って大利を失う
- 木を見て森を見ず
- 小事にこだわって大事を失う
対比・対照ことわざ
- 損して得取れ
- 小利を貪って大利を失う