小異を捨てて大同につく
読み方:しょうい を すてて だいどう に つく
意味
小さな意見や立場、方法などの違いにはこだわらず、より大きな共通の目的や利益のために協力・一致すること。個別の争点をいったん脇に置き、大局的な合意を優先するという意味。
由来
中国の古典『荘子』天下篇に見える「大同小異」という考え方を踏まえた表現とされる。「大同」は大きな一致点、「小異」は小さな相違点を指す。『荘子』は戦国時代(紀元前4~3世紀頃)の思想書だが、「小異を捨てて大同につく」という現在の日本語の定型句がいつ成立したかは明確ではない。
備考
政治・外交・組織運営など、複数の立場が協力する場面で用いることが多い表現です。「つく」は通常、漢字で「就く」と書きます。相違点を完全に無視するというより、大局的な合意を優先する意を表します。
例文
- 細かな条件には違いがあるが、地域の安全を守るという目的のため、小異を捨てて大同につくべきだ。
- 両社は長年の競争相手だったが、業界全体の危機を前に小異を捨てて大同についた。
- 意見の相違ばかりを責めるのではなく、小異を捨てて大同につく姿勢が交渉には必要だ。
分類
類義語
対義語
- 小異にこだわる
- 大同を忘れて小異を争う
- 対立を深める