家付き娘に蔵付き婿
読み方:いえつきむすめに くらつきむこ
意味
家や蔵などの財産を持つ娘と婿が結ばれること。双方に資産があるため、非常に恵まれた、裕福な結婚・縁組をいう。転じて、結婚によって生活基盤や財産に不足のない理想的な組み合わせを表す。
由来
「家付き娘」は家・屋敷などの資産を伴う娘、「蔵付き婿」は蔵に象徴される財産を持つ婿を指す。家や財産の継承が結婚に強く関わった近世以降の社会背景から生まれた表現と考えられるが、初出文献や正確な成立年は不明である。
備考
現代では日常的に使う機会は少なく、古風な表現である。結婚を財産や家柄で評価する響きがあるため、使う場面には配慮が必要。
例文
- 昔は、家付き娘に蔵付き婿こそが申し分のない縁組だと考えられることもあった。
- 両家とも財産に恵まれているので、近所の人は「あの二人は家付き娘に蔵付き婿だ」とうらやんだ。
- 家付き娘に蔵付き婿という言葉には、結婚を家同士・財産同士の結び付きとして見る昔の価値観が表れている。
分類
類義語
- 玉の輿に乗る
- 良縁に恵まれる
- 金持ち同士の縁組