孔子の倒れ
読み方
こうし の たおれ
意味
孔子のように優れた聖人・賢人とされる人でも、ときには失敗したり、思いがけない間違いをしたりするというたとえ。どんな名人や専門家も完全ではないことをいう。
由来
中国・春秋時代(紀元前6~5世紀)の思想家で、後世に聖人として尊敬された孔子を、優れた人物の代表に見立てた表現である。孔子が実際に転倒したという特定の故事に基づくものではなく、このことわざ自体の初出や成立時期は明確ではない。
分類・由来
備考
現在は「弘法にも筆の誤り」「猿も木から落ちる」などに比べると使用頻度は高くない。人の失敗をあざけるより、名人にも失敗はあると寛容に述べる場面で用いる。
例文
- 長年勤務している経理部長が計算を誤ったが、孔子の倒れということもある。
- 世界的なピアニストでも本番で弾き間違えることがある。まさに孔子の倒れだ。
- 一度のミスだけで新人を厳しく責める必要はない。孔子の倒れともいうように、誰にでも失敗はある。
類義語
- 弘法にも筆の誤り
- 猿も木から落ちる
- 河童の川流れ
- 上手の手から水が漏る