女房は娑婆の大黒
読み方:にょうぼう は しゃば の だいこく
意味
妻は、俗世で暮らす人にとって大黒天のように大切で、家計や家庭を支え、幸福をもたらす存在だという意味。妻の働きや支えの大きさをたたえることばである。
由来
成立時期や最初の出典は明確ではないが、江戸時代にはことわざとして用いられていたとされる。「娑婆」は仏教語で、人間が生きるこの世を指す。「大黒」は福・財宝・食物をつかさどる大黒天をいい、妻を家庭に福をもたらす大黒天になぞらえた表現である。
備考
「女房」は本来、主に自分の妻を指す語。伝統的な性別役割を前提とした表現でもあるため、現代では相手や場面に配慮して用いる。大黒天は福や財を授ける神として親しまれる。
例文
- 家計をやりくりし、家族をいつも支えてくれる妻を見て、まさに女房は娑婆の大黒だと思った。
- 独立してから、家庭を守る妻のありがたさが分かった。女房は娑婆の大黒というのはもっともだ。
- 祖父は祖母に感謝するたびに、「女房は娑婆の大黒だ」と口にしていた。