女房と鍋釜は古いほどよい
読み方:にょうぼう と なべかま は ふるい ほど よい
意味
長年連れ添って気心の知れた妻と、長く使って手になじんだ鍋や釜は、どちらも古いほど価値があり使いやすい、という意味。転じて、人間関係や道具は新しさだけでなく、時間を重ねて得られる親しみや信頼が大切だというたとえにもなる。
由来
成立年代や初出は明確ではない日本の俗諺である。「女房」と日常の調理道具である「鍋釜」を並べ、長年使い続けることで生まれる気心の知れたよさや使いやすさを表したものとされる。少なくとも近世以降の生活感覚を反映した表現とみられるが、正確な成立時期は不詳。
備考
「女房」を鍋釜と同列に扱うため、現代では女性を物のように扱う表現として不快に受け取られることがある。日常会話での使用には注意が必要。
例文
- 祖父は、長年連れ添った祖母と使い込んだ鍋を見て、「女房と鍋釜は古いほどよい」と笑った。
- 父は新しい道具にすぐ買い替えず、使い慣れた品を大切にして、「女房と鍋釜は古いほどよい」が口癖だった。
- このことわざは、関係や道具は時間を重ねるほど信頼や使いやすさが増す、という意味で用いられることがある。
分類
類義語
- 女房と味噌は古いほどよい
- 古女房は宝