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天下熙熙として皆利のために来たり、天下攘攘として皆利のために往く

読み方:てんか きき として みな り の ため に きたり、てんか じょうじょう として みな り の ため に ゆく

意味

世の中の人々が集まってくるのも、忙しく行き交うのも、結局は利益を得るためであるという意味。人の行動や社会・商売の動きは、多くの場合、利害や損得によって動かされることをいう。必ずしも利を求めること自体を非難する言葉ではなく、人間社会の実情を表した表現である。

由来

中国・前漢の歴史家、司馬遷が著した『史記』の「貨殖列伝」にある「天下熙熙、皆為利来。天下攘攘、皆為利往。」に基づく。『史記』は紀元前91年ごろに成立したとされる。日本ではこの漢文を訓読し、「天下熙熙として皆利のために来たり、天下攘攘として皆利のために往く」として用いる。

備考

「熙熙」は人が多く和やかににぎわうさま、「攘攘」は人々が入り乱れて騒がしく行き交うさま。「利」は利益・利得を指す。漢文の原句のまま引用されることも多い。

例文

  • 新規事業への参入が相次ぐのを見ると、天下熙熙として皆利のために来たり、天下攘攘として皆利のために往くという言葉を思い出す。
  • 人脈づくりの場にも利害が絡むことは多い。天下熙熙として皆利のために来たり、天下攘攘として皆利のために往くとは、まさにこのことだ。
  • 市場から利益が見込めなくなると企業が次々に撤退した。天下熙熙として皆利のために来たり、天下攘攘として皆利のために往くのである。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字