大食いの早糞
読み方:おおぐい の はやぐそ
意味
たくさん食べ、しかも便通がよくすぐに排便できることは、健康で丈夫な証拠だという意味。大食と快便を、生命力や元気さの表れとしてユーモラスにほめる言い方である。
由来
江戸時代に成立・普及した上方(京都・大阪)のいろはかるたの「お」の札として伝わる。食欲が旺盛で便通がよいことを健康・丈夫さの表れと見る、庶民的な言い回しである。原句の作者や正確な成立年は不詳。
備考
「糞」を含むため、現代では改まった場には不向きな俗っぽい表現。大食いや早食いを無条件に勧める語ではなく、健康・快便をたとえるユーモラスな言い方である。
別表記
- 大食いの早糞、芸のうち
- 大食いの早糞は芸のうち
誤用・混同注意
- 「早糞」を「早食い」の意味と解するのは誤り。ここでは排便が早い、すなわち便通がよいことをいう。
- 単に食べ過ぎを勧めることわざではない。大食と快便を健康・丈夫さの表れとしてユーモラスにいう表現である。
例文
- 祖父は食事を毎回きれいに平らげ、便通もよいので、自分で「大食いの早糞だ」と笑っていた。
- 病気から回復して食欲も便通も戻り、母は「大食いの早糞とまではいかなくても、元気になってよかった」と安心した。
- 昔の人は、大食いの早糞を健康な人の特徴として、冗談まじりに語った。
分類
類義語
- 快食快便
- 大食いは身の薬
対義語
- 腹八分目に医者いらず
- 小食長命
対比・対照ことわざ
- 腹八分目に医者いらず
- 小食長命