塁を摩する
読み方:るい を まする
意味
敵味方の陣地・砦が、触れ合うほど近くに置かれて対峙していること。そこから転じて、競争する両者の実力や勢力がほぼ同じで、激しく張り合っていることをいう。
由来
「塁」は土を盛って築いた防塁・砦、「摩する」はこすれる、触れ合うほど近づく意である。敵味方の防塁がきわめて近接した戦場の様子を表した漢文調の表現から生じたとされる。特定の初出文献および成立時期は不詳。
備考
現代では実際の戦争・陣地についてよりも、企業・選挙・スポーツなどで実力が拮抗することの比喩として使われる。やや硬い文語的な表現。
別表記
- 塁を摩す
- 壘を摩する
- 壘を摩す
補足
- 「摩する」を「磨する」と書くのは誤り。「摩」は『こする・接近して触れる』意である。
- 単に『競争する』という意味ではなく、両者がほぼ互角で接近している状況を表す。
例文
- 両チームは実力が塁を摩しており、試合は最後まで勝敗が分からなかった。
- 市場首位を争う二社は、技術力でも販売力でも塁を摩する関係にある。
- 候補者たちは支持率で塁を摩し、開票が終わるまで結果を予測できなかった。
分類
類義語
- 伯仲する
- 旗鼓相当
- 互角である
- 肩を並べる
- 拮抗する
対義語
- 雲泥の差
- 大差をつける
- 一方的に優勢である
対比・対照ことわざ
- 雲泥の差
- 月とすっぽん