地獄の一丁目は極楽の入口
読み方:じごく の いっちょうめ は ごくらく の いりぐち
意味
人を破滅や不幸へ導くものでも、最初は楽しく、便利で、幸福に見えることが多いというたとえ。目先の快楽や安易な利益に誘われると、やがて苦しい結果を招くことがあるため、用心すべきだという戒め。
由来
上方(京都・大阪)で用いられた「上方いろはかるた」の「ち」の札として知られることわざである。成立した正確な年や作者は不明だが、いろはかるたが広まった江戸時代(おおむね17~19世紀)には定着していたと考えられる。「地獄へ至る道の第一歩は、いかにも楽しそうな極楽の入口に見える」という逆説的な表現から生まれた。
備考
快楽、浪費、依存、うまい話などへの警戒として使う。宗教上の地獄・極楽を字義どおりに説く表現ではない。上方いろはかるたの「ち」の札として知られる。
別表記
- 地獄の一丁目は極楽の門
例文
- 簡単にもうかるという話に乗る前に、「地獄の一丁目は極楽の入口」だと思って内容をよく確かめよう。
- 毎晩のように遊び歩くのは楽しいが、生活が乱れ始めた。まさに地獄の一丁目は極楽の入口だ。
- 甘い言葉で勧められた契約ほど慎重に考えるべきだ。地獄の一丁目は極楽の入口というからね。
分類
類義語
- 楽は苦の種
- 楽あれば苦あり