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君子は物を役し、小人は物に役せらる

読み方:くんし は もの を えきし、 しょうじん は もの に えきせらる

意味

徳と理性を備えた君子は、財物や道具、地位などを目的に応じて使いこなす。一方、欲望にとらわれた小人は、かえって物や金、名声などに振り回され、その支配を受けるという意味。物を所有することより、それを主体的に扱う心構えの大切さを説く。

由来

中国の思想家・荀子(紀元前3世紀ごろ)の書『荀子』「修身篇」にある「君子役物、小人役於物」に基づく。日本では漢文訓読として「君子は物を役し、小人は物に役せらる」と読まれ、物欲や名利に支配されないための教訓として定着した。

備考

「君子」「小人」は身分ではなく、人格や心のあり方を表す語。現代では、金銭・物・便利な技術に依存して主体性を失うことへの戒めとしても使われる。

例文

  • 必要以上に新製品を買い替えるのではなく、「君子は物を役し、小人は物に役せらる」という心構えで、道具を大切に使いたい。
  • スマートフォンの通知に一日中振り回されていると、まさに君子は物を役し、小人は物に役せらるという言葉を思い出す。
  • 会社の設備投資も、それ自体を目的にしてはならない。君子は物を役し、小人は物に役せらるというように、設備を事業のために生かすべきだ。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字