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右の手のすることを左の手に知らせるな

読み方:みぎの ての することを ひだりの てに しらせるな

意味

人に施しや親切をするときは、それを他人に見せびらかしたり、評判を得るために吹聴したりしてはならない、という教え。善行は見返りや名誉を求めず、ひそかに行うのがよいという意味である。

由来

新約聖書の「マタイによる福音書」第6章3節にあるイエスの教えに基づく。人前で施しをして褒められようとする偽善を戒め、「施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせるな」と説かれた。原典の成立はおおむね1世紀後半。日本には近代の聖書翻訳を通じて広まった。

備考

主に慈善・寄付・親切などを、名誉や賞賛目当てに公言しないよう戒める言葉。秘密主義や、必要な報告・連携まで否定する趣旨ではない。

別表記

  • 右の手のしていることを左の手に知らせるな
  • 右の手のなすことを左の手に知らせるな
  • 右の手のすることを左の手に知らせてはならない

補足

  • 他人に親切をした事実を誰にも一切知らせてはいけない、あるいは必要な報告や協力もしてはいけない、という意味に限定するのは不正確。主眼は善行を誇示して賞賛を求めることへの戒めである。

例文

  • 匿名で寄付をした彼は、まさに「右の手のすることを左の手に知らせるな」を実践している。
  • 善行をSNSで大々的に報告する前に、「右の手のすることを左の手に知らせるな」という言葉を思い出した。
  • 困っている同僚を助けても恩着せがましくしない。それが「右の手のすることを左の手に知らせるな」ということだ。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字