元も子もない
読み方
もと も こ も ない
意味
何かを得ようとして行動した結果、元手やそれまでに得ていた利益・成果まで失ってしまい、結局は何も残らないこと。目的のために必要なものまで犠牲にしてしまい、かえって大きな損をする場合にもいう。
由来
「元」は商売や貸し借りにおける元手・元金、「子」は元金から生じる利子や利益を指す。利益(子)を得るどころか、元金(元)まで失う状態を表した語である。成立時期を特定できる資料は明確でないが、近世(江戸時代)以降の商業・金銭に関する語法を背景に定着したと考えられる。
分類・由来
備考
「元も子もなくなる」「元も子もない話だ」の形でも使う。「元」は元金、「子」は利子・利益という金銭語がもとだが、現在は金銭以外の物事にも広く用いる。
例文
- 節約のために安い部品を使って故障したら、修理代が余計にかかって元も子もない。
- 健康を損なうほど働いてお金を稼いでも、元も子もないよ。
- 秘密を守るために証拠まで捨ててしまっては、交渉材料がなくなり元も子もない。
類義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- すべてが台無し
- 本末転倒