俄か坊主に六日なし
読み方:にわかぼうず に むいか なし
意味
急に思い立って始めたことや、付け焼き刃で始めた修行・仕事などは、長続きしないというたとえ。「俄か坊主」は急に坊主になった者、「六日なし」は六日も続かないほど短期間であることをいう。飽きやすい人や、熱意がすぐ冷める様子をからかって用いる。
由来
急に出家・剃髪した「俄か坊主」は、厳しい僧侶の生活や修行を続けられず、六日ももたないという見立てから生まれた日本のことわざである。成立した正確な年代や特定の文献は不明だが、近世以降に広まり、尾張系のいろはかるたの「に」の札としても知られる。
備考
「三日坊主」と近い意味だが、本来は急に坊主になった者が修行を続けられないことにたとえる表現。現代では「三日坊主」のほうが一般的で、「六日」は厳密な日数を示すものではない。
別表記
- 俄坊主に六日なし
- にわか坊主に六日なし
- 俄か坊主に六日無し
誤用・混同注意
- 「六日間は続く」という意味ではない。「六日なし」は、六日も続かないほど長続きしないという意味である。
- 「三日坊主」と同じく短期間でやめる意味だが、三日間で必ずやめることを指す表現ではない。
例文
- 毎年元日に日記をつけ始めるが、彼は俄か坊主に六日なしで、すぐに書かなくなる。
- 急に資格の勉強を始めても、俄か坊主に六日なしでは合格につながらない。
- 「今度こそ毎朝走る」と言っているけれど、俄か坊主に六日なしにならないよう、無理のない計画を立てよう。
分類
類義語
- 三日坊主
- 熱しやすく冷めやすい
- 飽きっぽい