仲人は宵のうち
読み方
なこうど は よい の うち
意味
婚礼の仲人は、式や役目が済んだら、夜更けまで居座らず早めに退出するのがよい、という意味。転じて、仲介者や手助けをした人は、目的を果たした後は必要以上に関与せず、ころ合いを見て身を引くのが賢明だという教え。
由来
日本の伝統的な婚礼習俗に基づくことわざです。仲人は新郎新婦を結び付ける役目を終えたら、二人の時間を妨げないよう宵のうちに帰るのが礼儀とされました。成立した正確な年代や最初の出典は明らかではありませんが、近世以降の婚礼文化の中で広まった表現と考えられます。
分類・由来
備考
本来は結婚の仲人についていう言葉です。現在は婚礼そのものよりも、仲介・紹介・支援をした人が、役目を終えた後に適切に退く場面の比喩として使われます。
例文
- 両家の話し合いがまとまった以上、私は仲人は宵のうちのつもりで、あとは当人たちに任せます。
- 新プロジェクトの立ち上げを支援したが、仲人は宵のうちと言うように、軌道に乗ったところで顧問を退いた。
- 紹介者が細部まで口を出すと関係がこじれる。仲人は宵のうちという距離感も大切だ。
類義語
- 立つ鳥跡を濁さず
- 功成り名遂げて身退く