仏の目を抜く
読み方:ほとけ の め を ぬく
意味
慈悲深く人を救う仏の目さえ抜き取るほど、情け容赦がなく残忍・極悪な行いをすること。とくに、善良な人や弱い立場の人の善意・信頼につけ込み、だましたり搾取したりするような非道さをいう。
由来
慈悲の象徴である仏の目を抜くという、きわめて罰当たりで残酷な行為を誇張して表した日本のたとえである。仏像への信仰や敬意を背景に成立したと考えられるが、成立した時代や初出文献は明確には分かっていない。
備考
「目を抜く」は残忍さを強調する比喩であり、文字どおり仏像を傷つける話ではない。相手を非常に強く非難する表現で、現代ではやや古風である。
別表記
- 仏の眼を抜く
誤用・混同注意
- 「仏の顔も三度まで」と同義だとするのは誤り。「仏の顔も三度まで」は、温厚な人にも我慢の限界があるという意味である。
例文
- 困窮している高齢者をだまして金を奪うとは、仏の目を抜くような悪事だ。
- 弱者の善意につけ込む商法は、まさに仏の目を抜く行為である。
- 恩人まで裏切って財産を巻き上げるとは、仏の目を抜くとはこのことだ。
分類
類義語
対義語
- 慈悲深い
- 情け深い
- 情けは人の為ならず