今の情けは後の仇
読み方
いま の なさけ は のち の あだ
意味
その場では相手をかわいそうに思って助けたり、厳しくせずに甘やかしたりすることが、後になって相手のためにならず、恨みや害を招くことがあるという意味。特に、しつけや教育では目先の同情だけで甘くしてはいけないという戒めとして使う。
由来
「今」の一時的な情け(同情・甘やかし)が、後には「仇」(害や恨み)になるという対比から成ることわざ。相手を本当に思うなら、ときには厳しさも必要だという教訓を表す。正確な初出文献・成立時期は未詳である。
分類・由来
備考
「情け」は単なる親切ではなく、同情して甘く扱うことを指す場合が多い。「仇」はここでは「あだ」と読み、敵・害・恨みを意味する。冷酷であれという意味ではなく、長期的な相手の利益を考える戒めである。
例文
- 宿題をしない子を毎回かばっていては、今の情けは後の仇になりかねない。
- 部下の失敗を注意せずに見過ごすのは、今の情けは後の仇というものだ。
- 祖父は孫に厳しく接しながら、「今の情けは後の仇になるからな」と諭した。
類義語
- 情けが仇
- 恩が仇になる
- 可愛い子には旅をさせよ
- 心を鬼にする
対義語
- 情けは人の為ならず