人生は夢の如し
読み方
じんせい は ゆめ の ごとし
意味
人生は夢のようにはかなく、栄えたり衰えたりする現世の出来事も、振り返れば一時的なものにすぎないということ。人生の無常さや、世俗の栄華に執着しない心を表す。
由来
中国・北宋の詩人、蘇軾(そしょく、1037~1101)が1082年(元豊5年)に詠んだ詞『念奴嬌・赤壁懐古(ねんぬきょう・せきへきかいこ)』の結びにある「人生如夢、一尊還酹江月」による。「人生は夢の如し」は「人生如夢」を訓読した表現である。「一尊」は一杯の酒または酒杯を指し、句全体では、酒を長江の月に注いで捧げる趣旨を表す。
分類・由来
備考
「如し」は「~のようだ」の意。単に人生が非現実的だという意味ではなく、人生や栄華のはかなさ・無常をいう文語的な表現である。格調高い文章や人生を回顧する場面で用いられる。
例文
- 成功も失敗も長い目で見れば一瞬だ。人生は夢の如しという言葉を胸に、結果にとらわれすぎないようにしている。
- 祖父は昔の写真を眺めながら、「人生は夢の如しだな」と、過ぎ去った年月をしみじみ振り返った。
- 会社での地位や財産も永遠ではない。人生は夢の如しと考え、今ある縁を大切にしたい。